大会概要

大会理念

近年世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスは、私たちの生活に多くの変化をもたらしました。
これまで当たり前だったことが出来ないもどかしい生活が余儀なくされ、withコロナ・afterコロナを見据えた新しい生活様式を取り入れた新たな価値観の創造が求められています。
これは私たちが生活する島原市においても非常に身近な問題で、「水と緑の城下町」として観光業に注力し発展してきた島原市は、人流が制限されたことで大きな経済的影響を受けました。
2024年に築城400年を迎える島原城が、この様な状況下で次の100年を生き抜くためには、先人達より受け継がれてきた意志や郷土を愛する想いを断ち切ることなく、次世代に繋げていかねければなりません。
「水と緑の城下町」島原市の新たなスタイルの確立へ向け、時代の変化に向き合い、市民が一致団結し、未来に向けて新たな価値を創造できる大会を開催します。

ご挨拶

全国城下町青年会議所連絡協議会 2023年度会長

宇田 貴美 (JCI福山)

全国城下町シンポジウムは、全国の城下町を持つ青年たちが一堂に会し、地域(まち)の持つ可能性を見いだすための機会とし、「よみがえれ城下町」のスローガンのもと1982年7月に松本の地で産声を上げました。
城下町に生きる私たちが、次の100年を生き抜くために、先人達より受け継がれてきた意志や郷土を愛する想いを、次世代に繋げていかなければなりません。
「水と緑の城下町」島原市の新たなスタイルの確立へ向け、JCI島原の皆様とともに未来に向けて新たな価値を創造できる大会を創ってまいります。
ぜひ、8月には島原の地でお会いしましょう。

一般社団法人島原青年会議所 第68代理事長

本田 利一郎

私たちが住み暮らす島原半島は長崎県南東部に位置し、その東端にある島原市は古くから水の都と呼ばれ、雲仙山系に涵養された水が市内各所から湧出し、50ヶ所以上の湧水スポットが点在する水と緑の美しい城下町です。島原城は歴史的にも古く、1637年に島原・天草一揆や1792年に起きた島原大変肥 後迷惑による眉山崩壊と津波という歴史的大事変に遭いながらも島原藩の藩庁として約250年間機能し、島原半島の政治・経済・文化の中心として栄え、2024年には築城400年を迎えます。これまでの過去の争いや自然災害といった時代背景をもち、1873年に実施された「存城廃城令」による解体からの再興など、時代の流れによる価値の変容を受け入れつつも島原 のシンボルとして、また歴史そのものとして有り続ける島原城を中心に、城下町としての歴史や文化を振り返るとともに新たな魅力や価値を見出し次代へ伝承・継承しつつ、地域資源の活用などを検討し、これからの自身が住み暮らすまちの在り方を学ぶ機会とするべく、本大会の成功に向け、地域の皆様とともに一致団結し取り組んで参ります。

第42回全国城下町シンポジウム島原大会 実行委員長

清水 多聞

2024年に築城400年という節目の年を迎える島原城。その前年度に(一社)島原青年会議所が主管となり、ここ島原の地で21年ぶりに全国城下町シンポジウムを開催する運びとなりました。
新型コロナウイルス感染症や不安定な社会情勢に伴い、我々一人ひとりの価値観は多様化しております。第1回の松本大会より42年の長い月日が過ぎ、城下町を題材としたまちづくりの在り方も大きく変化しました。我々は改めて自身が住み暮らすまちの良さを認識し、その特性を活かしたまちづくりに取り組むことが求められています。本大会が、時代のニーズを取り入れた新たな城下町のスタイルを考える契機になればと考えております。
今年度は「『継・繋・結(kei)』人と自然が織りなす、彩り豊かな城下町島原」を大会スローガンに掲げさせていただきました。島原城や城下町を中心とする歴史を次世代へ継ぎ、諸先輩方のまちづくりに対する熱い想いを繋ぎ、全国各地の同じ志をもつ多くの仲間達との友情を結べる大会を築き上げます。
結びに、我々にとって本大会は終着点ではなくスタート地点です。本大会が、この先の島原市を担う子供達とって住み良いまちの構築へ向けた起因となればと思います。
「全てはこの地に住み暮らす子供達のために」
大会成功へ向け、メンバー一同一致団結し、心血を注いで参ります。ご協力の程、宜しくお願い致します。

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